⽇常の仕事に追われつつ、更新がすっかり疎かになってしまいました。最後の更新から、すでに1年が・・・、今年最初にして最後で、2019年を振り返ってみます。
官能分析セミナー開催
前年度の展⽰会・学会でのセミナー内容のレビューを⽬的に、官能分析セミナー(商品開発向け、品質管理向け)を開催しました。前年秋に移転した新オフィス(⽬の前は東京タワー)の会議室で、参加者の⽅々との対話を楽しむことができました。2020年も企画中です︕
ISOENでAlpha MOS インダストリアル賞を⼩⾖島ヘルシーランド様が受賞
福岡で開催された第18回ISOEN(International Symposium on Olfaction and Electronic Nose)で、⼩⾖島ヘルシーランド様が、Alpha MOS インダストリアル賞を受賞しました。フラッシュGCノーズ Heraclesを⽤いたバージンオリーブオイル中の揮発性化合物に関するフィルタレーションの評価について報告されました。
多感覚器分析システムとしての実績増加
これまで、感覚の相互作⽤を考慮すると、⾹り・味・外観など複数のモダリティを測定し、統合的に解析することが、官能評価との相関を⾼めることに繋がると提案しています。市場に浸透しつつある中、今年はさらに加速し、複数のユニットを使っているユーザー数が、40施設を越えました。2020年は、多感覚器分析と官能評価を交えたアプリケーション開発に⼒を注ぎます︕
FIZZユーザーサイト開設
官能評価ソフトウェア FIZZの国内販売・サポートをはじめて7年、国内のユーザー数が、まもなく80施設に到達します。そして、その約80%が年間保守契約に加⼊頂いております。そうしたユーザー様をさらに⼿厚くサポートするために、FIZZユーザーサイトを開設しました。新しいドキュメント、ビデオを定期的にアップし、FIZZの豊富な機能をさらに活⽤頂きます︕
パネルマネジメントソフトウェア ARCSの販売開始
官能評価の重要なリソースであるパネルを管理するためのソフトウェアARCSの発売を開始しました。ARCSは、完全なデータセキュリティとコンプライアンスを保ちながら、試験に⾒合う適格な⼈材を集め、試験スケジュールを⽴てるなど、パネルの関与を最適化するオールインワンのソフトウェアです︕
Dr. Herbert Stoneとの歓談
QDAの開発者の⼀⼈Herbert Stone⽒から、久々にレクチャーを受ける機会がありました。80歳を優に超えても、官能評価に対しての情熱に溢れ、あらためて刺激を受けました。QDAのパネルリーダーをしている中での疑問を解決することもでき、QDAのメリットを再認識しました。ホリスティック法や、時系列の評価が流⾏っていますが、QDAから得られる情報は、商品開発にとって価値あるものです︕
それでは、来年も多くの⽅とお会いできること、楽しみにしております。 皆様にとって良い年になるようお祈り申し上げます。