臭い!硫⻩化合物の⾼感度分析

硫⻩化合物の多くは、嗅覚閾値が低く、わずかな量で不快な臭いを呈するほか、それらが純ガスや反応ガスに混ざることでその品質に影響を与えることがあるため、⾷品や環境、また化学⼯業など多くの分野において管理対象となっています。

⼀般的には、ガスクロマトグラフ(GC)で分離したあと炎光光度検出器や、質量分析計を検出器として分析されますが、ヘリウムや⽔素などを要するうえ、定期的な校正が必要となるため、使⽤にあたって設置場所、オペレータのスキルが条件となります。さらに濃縮が必要であったりと、硫⻩化合物の測定に、結構困っている⽅が多いのではないでしょうか?

Chromatotec(フランス)が開発したtrsMedorは、独⾃の技術による湿式検出器を⽤いて、各種硫⻩化合物をppbレベルで検出します。しかも、前処理要らずで、分析時間もわずか10分程度。また、パーミエーションチューブを内蔵しているため、校正も⾃動化され、さらに窒素ジェネレータを接続することで、ボンベも使いません。

ラボだけでなく、現場でも簡単に使える硫⻩選択的GC、様々な硫⻩化合物の定量のための新しいツールが登場です!